緊張
人前に立つと頭が真っ白になる。
初対面の人と何を話していいか分からない。
飲み会や集まりの後は、ぐったり疲れてしまう。
「もっと自然体でいたいのに…」
そんなふうに悩んでいませんか?
過度に緊張してしまう状態を過緊張と呼びます。
心当たりはありませんか?
もし次のようなことに心当たりがあるなら、自律神経が大きく関係しているかもしれません。
- 特定の雰囲気の人の前で極端に緊張する
- 飲み会や食事会、地域の集まりで気疲れする
- 人に気を遣いすぎてしまう
- 自然体でいることが苦手
- 人と会った後に肩こりや頭痛になる
- 初対面の人と話せなくなる
- 人前で話すと手足が震えたり頭が真っ白になる
- 失敗すると冷静さを失ってしまう
身体は「危険から守ろう」としている
私たちの脳は、過去の経験をもとに「これは危険かもしれない」と瞬時に判断します。
すると自律神経が働き、身体は闘うか逃げるかの準備を始めます。
心臓がドキドキする。
肩や首に力が入る。
呼吸が浅くなる。
頭が真っ白になる。
これらは身体が壊れているのではなく、あなたを守ろうとして起こしている正常な反応なのです。
過去の体験が影響していることがあります
なぜ人によって緊張する場面が違うのでしょうか。
その理由の一つに、過去の体験があります。
幼い頃の家庭環境。
親から言われた言葉。
学校でのいじめや失敗体験。
人前で恥をかいた経験。
こうした出来事が、その時は十分に消化されないまま心や身体に残ることがあります。
その後、似たような状況になると、身体が「また危険かもしれない」と反応してしまうのです。
もちろん、すべての緊張がトラウマによるものではありません。
しかし、過去のつらい体験や未消化の記憶が影響していることは少なくありません。
あなたが弱いからではありません
以前の私は、
「首も肩も背中もバキバキ…」
「また頭痛…」
そんな毎日でした。
マッサージへ行っても、ストレッチをしても、ヨガをしても、その場では楽になります。
でも、緊張する場面になると、また身体はガチガチ。
「自分は意志が弱いんだ」
そう思っていました。
でも違いました。
身体は必死に私を守ってくれていただけだったのです。
そう気づいた時、自分を責めることが少しずつ減っていきました。
気合いでは乗り越えられないこともある
「もっと堂々としよう。」
「深呼吸すれば大丈夫。」
もちろん、それでうまくいく日もあります。
でも、それでも緊張してしまう日があります。
だからといって、自分を責めなくていいのです。
長年積み重ねてきた身体の反応は、気合いや根性だけで変えられるものではありません。
少しずつ安心を積み重ねていくこと。
それが、結果的には一番の近道になります。
トラウマはラスボスのような存在
私は今、トラウマをRPGのラスボスのようなものだと考えています。
レベル1でラスボスに挑む人はいません。
まずは装備を整え、仲間を増やし、経験値を積み重ねます。
人生も同じです。
安心できる場所を増やし、
自分を大切にできるようになり、
身体が少しずつ安全を感じられるようになる。
その積み重ねの先で、以前なら苦しかった出来事が、
「あれ?もうそんなに気にならない。」
そんな日が訪れることがあります。
私は、トラウマは「消すもの」というより、「人生を支配しなくなるもの」だと感じています。
安全に向き合うことが何より大切
当サロンでは、無理に過去を思い出させたり、強引にトラウマへ向き合わせたりすることはありません。
心や身体には、その人に合ったペースがあります。
安全性への配慮が十分でないまま、急いで深い記憶を扱うと、かえって心身への負担が大きくなることもあります。
実際に、他のセラピーを受けたあとに体調を崩してしまい、ご相談に来られる方もいらっしゃいます。
だから私は、「早く変わること」よりも、「安心して変われること」を大切にしています。
最後に
もし今、緊張しやすい自分に悩んでいるなら、どうか自分を責めないでください。
あなたの身体は、今日までずっとあなたを守り続けてきました。
だからまずは、
「ありがとう。」
そう身体に伝えてあげてください。
安心を一つずつ積み重ねていくことで、人は少しずつ自然体を取り戻していきます。
焦らなくて大丈夫。
人生は高速道路を一直線に走るよりも、寄り道を楽しみながら進む下道の旅のようなもの。
その道の途中で出会う景色や経験が、きっとあなた自身を育ててくれます。
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