先日、富士市で開催された「こどもにやさしい空間を災害時にも」研修会に参加しました。
この研修会は、過去に「子供のためのPFA研修」に参加した方々の為のフローアップの集いです。
PFAとは?
PFA(Psychological First Aid:心理的応急処置)とは、災害や事故、病気、大きなストレスなど、つらい出来事に遭遇した方や巻き込まれた方に対して行う「こころの応急処置」です。
けがをした時に応急手当をするように、緊急時には心にも安心できる環境や適切なサポートが必要になることがあります。
PFAでは、無理に話を聞き出したり、問題を解決しようとしたりするのではなく、相手の気持ちやペースを尊重しながら、安全・安心を確保し、その人が必要な支援につながれるように寄り添います。
子どもに対するPFAでは、大人が安心できる存在となり、子どもが「大丈夫」と感じられる関わり方を大切にします。特別なカウンセリング技術ではなく、子どもの心を守るための基本的な考え方や対応を学ぶことができる支援方法です。
熊本の被災地から
研修では、7月28日に熊本県で発生した地震、発災から、まだ約1週間。
そんな被災地から、NPO法人「カタリバ」の稲場さんがZoomで研修に参加してくださいました。
被災直後にもかかわらず、現地の皆さんと協力しながら、公民館を子どもたちの安心できる居場所として開設されていました。
研修当日は8月5日。発災から約1週間という大変な状況の中、現地の皆さんの協力を得ながら、公民館を子どもたちの居場所として開設し、支援を始めていることを知りました。
迅速な行動力と、多くの方々が力を合わせて子どもたちを支えている姿に、深く考えさせられました。
今年の研修
PFA研修に参加して今年で3年が経ちました。
今回は、富士市が地震による津波の被害を受けた直後を想定し、「どこで」「どんな子どものために」「何を提供するか」をグループに分かれて話し合いました。
実際の状況を想定しながら考えるワークは、とても有意義な時間でした。
「災害時に、自分には何ができるのだろう。」
そんな問いと向き合う、貴重な機会になりました。
被災後に必要なこと
災害からの復旧が始まると、大人たちは生活を立て直すための作業に追われます。
その一方で、被災して心が不安定になっている子どもたちを、一人にしておくことは大きな心配につながります。
避難所には、ご高齢の方や体調の優れない方も多く過ごされています。
そんな環境の中で、小さな子どもたちに「静かにしなさい」と言わなければならない状況は、誰にとってもつらいものです。
だからこそ、災害時の子どもの居場所づくりは、防災の大切な備えの一つなのだと改めて感じました。
もちろん、この活動は一人でできるものではありません。
今回参加された方の中には、すでに子どもたちが安心して過ごせる場づくりを始めている方もいらっしゃいました。
私も少しずつ参加者の皆さんのお顔を覚えられるようになってきました。
これから活動されている方々とつながりながら、自分にできることを見つけていきたいと思います。
今の私にできること
まずは、この投稿を通して、災害時には子どもたちにどのような支えが必要になるのかを、一人でも多くの方に知っていただけたらと思います。
あなたは、子どもの頃に怖くて心臓がドキドキするような体験をしたことはありませんか。
その時、どんな言葉をかけてもらえたら安心できたでしょうか。
周りの誰かの存在に救われた経験はありませんか。
今度は、私たち大人が子どもたちの心を守る番です。
どんな状況でも、子どもたちが安心と安全を感じられることは、とても大切です。
子どもたちが笑顔で過ごせる時間を守ることは、未来を守ることにもつながるのだと思います。
私もこれから、具体的に自分にできることを一つずつ探し、行動していきたいと思います。
